リゾートトラストのサービス内容

新型コロナウイルスによって、旅行業界や飲食業界は大きなダメージを受けることとなりました。しかし、そんな厳しい状況においても、独自のサービスなどによって、しっかりと利益を積み上げている企業があります。今回は、国内でも老舗の部類に入るリゾートトラストについてご紹介していきます。

リゾートトラストの基本情報

リゾートトラストは、1973年の4月に創業された企業です。創業当初は、宝塚エンタープライズ株式会社という社名でした。現在の社名に変更されたのは、1986年の4月の事になります。リゾートトラストは、会員権事業やホテルレストラン事業をメインに、ゴルフ事業、メディカル事業などにも力を入れている企業です。

リゾートトラストの本社は、名古屋市中区東桜にあります。また、東京本社として東京都渋谷区代々木にもオフィスを構えています。これ以外にも東京支社をはじめ、横浜支社や名古屋支社、大阪支社という4つの支社があります。また、グループ会社として33社があり、それらを統括しているのがリゾートトラストです。

リゾートトラストの事業内容

従業員数8,000人を超える大企業のトップに立っている人物が、代表取締役ファウンダー、グループCEOを務めている伊藤與朗さんです。伊藤與朗さんによってリゾートトラストグループが手掛けているリゾートホテルやシティホテルなどの宿泊施設が国内に48ヶ所、ハワイに1カ所、ゴルフ場が全部で13ヶ所、メディカルが9ヶ所、シニアレジデンスが23ヶ所、エイジングケアサービス施設が3ヶ所など手広く事業を展開しています。

宿泊施設やゴルフ場などの運営を手掛けていますが、リゾートトラストのメイン事業となっているのは、エクシブシリーズを中心とした会員権販売です。エクシブシリーズは、日本国内にある会員制リゾート施設の中でも最上位の立地や施設です。エクシブシリーズは、日本初のリゾート・タイムシェアリング・システムという完全利用保障が導入されています。エクシブシリーズを代表しているのが、日本初の都市型リゾートとして注目されている東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾートです。エクシブシリーズを含めたリゾートトラストの宿泊会員数は、186,000人となっています。この数字は、全国の会員制リゾートクラブの中でもトップとなっています。

リゾートトラストの未来に向けた試み

リゾートトラストでは、高齢化社会に対応すべく介護付き有料老人ホームの運営なども行っています。これは、2017年4月に大津市の介護付有料老人ホーム「アクティバ琵琶」の事業を継承したことがきっかけとなっています。介護付き有料老人ホーム事業が本格化したのは、2019年の9月に行われた株式会社シニアライフカンパニーが経営していた有料老人ホーム5施設を事業承継したことです。これまでのホテル事業のノウハウを活かした運営を行っています。

また、介護付き有料老人ホーム事業だけでなく、健康に配慮すべくメディカルサービス事業などにも力を入れています。東京ミッドタウンクリニックや東京ミッドタウン先端医療研究所などを通じて、予防医療や健康サポート、がん治療などにも力をいれています。